05総相良刺繍 格天井花車
富岡製糸場の養蚕農家から採取された春繭から富岡製糸場のユネスコ世界文化遺産糸を使用。
この刺繍の特徴ある粒粒の変化や立体感を「打籽綉(たっしゅ)」と称せられて…
10鳳楽の庭総刺繍打掛
鳳凰は想像上の霊鳥で、古代中国では麒麟、亀、龍とともに四霊のひとつとして尊ばれた。その容姿は蛇の首、燕の顎、亀の背中、魚の尾のよう。
鳥の王と位置づけられ、雄を鳳、雌を凰と称し…
11琳派八つ橋文手描友禅
八つ橋は小川や池などに渡した板の橋を言いますが、平安時代に「伊勢物語」にある東下りの場面に登場し、謡曲『杜若』の題材にもなりました。この物語にちなんで、橋、流水、菖蒲の図柄が大和絵…
13爪掻本綴打掛 孔雀文 不破恵美子作(イタリア ダミアーニ社協力)
古より白鳳(白い羽毛の鳳)が現れると吉祥・幸をもたらすとされています。江戸時代の絵師 円山応挙の孔雀図に創意し爪掻綴の伝統手工芸の妙を駆使し…
14黒/赤絞り雲取鶴相良刺繍
黒地に赤絞りの雲取りを上品に描いたアンティークの花嫁振袖。
弥生時代からの刺繍の技法(一針ずつ生地の表面で玉結びを作る)相良刺繍で鶴を表現した古典的な柄はレースなどの洋風…
19千總 葵吉祥文様
橘は太陽を仰ぐことを意味し、幸先の良さを表わす植物とされていました。また、茎が長く伸びて葉をつけることか ら「発展」を意味しています。そこから、縁結びや出世の願いを込めて描かれた…
21手刺繍 熨斗目舞鶴
正絹緞子の織物地に亀甲や花菱、七宝、青海といった縁起の良い 割付文様が入った束熨斗と鶴を手刺繍で表現した白無垢。
中国三大刺繍である相良、汕頭 (すわとう)、平刺繍…
22金縫取刺繍鶴に松竹梅
引振袖で最も人気が高いのは黒引振袖で、江戸時代の武家の正式な花嫁衣装でした。白無垢が「嫁ぎ先の色に染まる」という意味を持っているのに対し、黒引振袖は「ほかの色には染まらない」と…